心療内科で働く看護師には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。まずメリットとしては、看護師として特別な資格や高い知識が不要であり、精神科の経験もいらないことです。また、心療内科は基本的に外来やクリニックなので夜勤がなく、プライベートと両立しやすい傾向にあります。夜勤がない分、身体的な負担は少なくて済むでしょう。予定を立てやすく、小さい子どもを持つ看護師も働きやすいと言えます。職場によっては、給料が高めに設定されていることがあるのも魅力です。さらに、日々患者と向き合うことでコミュニケーションスキルを磨けます。急患が少なくバタバタした忙しさがない分、一人ひとりと向き合った看護ができることもメリットの1つです。

デメリットとしては、カウンセリングや話が長い場合、残業になってしまうことでしょう。心の病気は見た目での回復がわかりにくく、やりがいを感じにくいことがあります。そして、ほかの診療科の看護師と比べて点滴や注射などの医療行為が少ないので、スキルアップが難しいことです。患者のネガティブな話を日々聞かなくてはならず、そのネガティブ思考にストレスを感じることもあるでしょう。違う診療科から心療内科にきた場合、患者の言動に驚かされる場合もあります。このように、心療内科で働く看護師には様々なメリットとデメリットがあるのです。そのため、心療内科の仕事が自分に合っているのかどうかをしっかりと見極めましょう。